「介護職員の叫び」
いまNHKのニュースを見てたら、今日全国より集まった介護福祉士など高齢者福祉専門職3,000人が待遇改善を訴えるイベント?を行ったそうで。私も高齢者福祉で生計を立てているものですので、待遇改善を訴える気持ちは痛いほどよく分かります。
給料ははっきりいって安いです。地域や職場によっても違うでしょうが、私の住んでいる地域では大卒初任給で手取り15万あったら御の字。夜勤手当など各種手当てをつけてようやく生活が出来るぐらいでしょう。若い職員などは「結婚できない」といって転職していく者もいて、若い職員が定着しません。
通常の会社と違い介護保険制度での経営であるので、細かいことは書きませんが収入の上限が決まっています。例えば定員50人の施設とすれば50人一ヶ月分の介護保険の報酬が上限。入院などで減ることはあっても増えることはないです。各施設はその中での経営を迫られるうえ、人員配置基準で必要人員を確保するなど制約も多いので、人件費に金が回せない。ただ、現在の介護保険制度で各施設への報酬を増やすということは、介護保険料や税金を上げるということになるので、簡単に出来ない背景もあるんです。
介護現場の仕事は過酷で難しいわりに、専門職としてなかなか評価されません。なぜなら家庭でも介護をできるからです。医師・看護師など業務独占で資格なしに出来ない仕事ではないから、その部分を都合よく利用されます。介護福祉士会など各種職能団体が今回のような訴えをよくしていますが、根本的な改善はまだ難しいでしょうね。
介護保険の運営は各市町村単位なので、自治体独自で対策を行っているところもあるようですが、ここまでくると国がどうするのか、というレベルの問題だと思うんです。政治家は選挙になると福祉の充実を持ち出しますが、選挙が終われば何も変わらず。こんなことの繰り返しですからバカバカしくなるんです。
うちの施設の職員でも認知症の利用者に殴られ・蹴られ・つねられしながら、1フロア20人強の利用者を夜勤1名で対応して、それでも笑顔で頑張ってるんです。普通の給料もらえるようになりたい、というのは贅沢でしょうかねえ。
ニュース見て思わず熱くなってしまいました。スイマセン。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)




最近のコメント